memory〜紅い蝶と私の記憶〜

迷子?いいえ、迷子じゃないです!

「ごちそうさまでした」


「ふぅ…食った食った」


「美味しかったっす!」


「本当に!デザートも甘くて美味しかった!」


あはは…一気に無くなっちゃった。


さすがに男の人がいると無くなるのも早いや。


でも美味しいって言ってもらえるのは本当に嬉しい。


頑張って作ったかいがあるしね!


「さて、お腹もいっぱいになりましたし、もう一度中に入りますか?」


「え?入れるんですか?」


1回出ちゃってるけど入れるの?


「ここは他のところは違って、半券さえ持っていたら入れるんですよ」


「その日だけっすけどね!」


へぇ…そんなところあるんだ。


でもそれはお得だね!


「んじゃ、行くか」


「「はーい!」」


お兄ちゃんを先頭に、幸助先輩と美鈴ちゃん、高松くんが付いていく。


私も行かないとまた置いていかれる!



< 78 / 344 >

この作品をシェア

pagetop