人事部の女神さまの憂い
そこで藤木さんがおもむろに、口をはさんできた。
「仕事で尊敬できるって、会社の先輩じゃないんだから。そんな評価されても何1つ嬉しくないねー」
そんなこと言われても、とその言葉は無視して
「人を好きになるとか、よくわかんないです。もう」
最近思っていたことを香織さんに向かって、口にしてみた。
するとすかさず
「ニシユリが哲学的なこと言ってる」
茶化そうとしてくる立花さんを、いつものようにたしなめる香織さんがたしなめてくれたものの
「大輔はいいから、だまってて。そういえばさ、柏木達也はどうなったの?あれから会った?」
また別の尋問がはじまった。