人事部の女神さまの憂い


やっちゃったーと焦っていると


「えっ。ユリちゃん・・・・」


さっきまでの、しょぼくれたワタルじゃなくて、目を輝かせているワタルがいた。
そして、

「そうだよね。俺、カッコ悪いって思われないように、がんばる。ありがとうユリちゃん」

と抱き着いて来たのだ。


正直、その変わりようにびっくりしたが、その場がとりなせたことに安心してスルーしてしまった。

そして、それ以来いじけモードのワタルには、お説教モードで接するようになった。


思い返せば、これが一番の失敗だった。



< 22 / 471 >

この作品をシェア

pagetop