人事部の女神さまの憂い

「続いては、ないような・・・・。
 なんか、好きって何だろうなって・・・」

「何、少女みたいなこといってんの」

イチャイチャモードでご機嫌なままの立花さんのツッコミが正直うっとうしい。それを無視して

「香織さん、立花さんのどこが好きなんですか?」と聞くと、どこって、とちょっと考えるようにして

「かわいいとこ?」と首をかしげている。

「俺は香織の全部が好きだよ~」そんな香織さんにまとわりついている立花さんはさらにうっとうしさを増している。

「かわいいですか、これ?」

「うわ、お前社長に向かって、“これ“はないだろー」

騒いでる立花さんをスルーして前のめりに

「香織さんの中で、かわいいってのが大事ってことですか?」

聞くと、首を横に振って笑っている香織さん。

「うんん。どこがって、ユリが聞くからじゃない」

「えっ、でも、、これって決め手みたいなのないんですか?」

「そんなのないわよ。でも大輔以外は考えられないかな。なんでだろ。相性?」

「相性かぁ・・・」


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