くれなゐ症候群
そこに金色のストローが2本。

ストローが2本。グラスは一つ。

和也がグラスを持ち上げる。

「飲もうよ?」

奈緒の肩に回した手を、さらにのばし、ストローを肩ごしに奈緒の口元にあてがう。

そうして、もう一本を自分でくわえた。

操り人形のように、奈緒はストローを口にふくむ。
操られているのだ、和也に。


つぅ、とひとすすり。
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