くれなゐ症候群
入ってきたときと同じように、慣れた身のこなしで、ウエイターが姿を消す。


なんだろう、これは・・・


なにからなにまで、奈緒の知識や想像や、経験を越えすぎている。


大きい・・・


金魚鉢か風船を思わせる、丸く大きなグラス。

なかばほどまで、かき氷のように細かい氷が満たされ、それがうす水色の液体と溶けあっている。
< 132 / 169 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop