くれなゐ症候群
「今日、駅で和也を見かけた」

あきらめたように、修二がこたえる。


「目的は、奈緒だろ。
俺が来なかったら、今ごろあの連れ込みバーか、すぐ上の階のホテルでか。
どっちにしろ、今夜はうちに帰れなかっただろうな。

和也のいつもの手だろう」



そうして、まんまとカモになったあたし。

また、同じことを繰り返している。

そして、修二に・・・
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