くれなゐ症候群
カヲルの姿を見とめて、何人か近づいてくる。
「おつかー」
くだけた口調で、短く言葉を交わしている。
そのカヲルの背中ごしに、修二を見つける。
部屋の片隅に、身を沈めるように、修二はいた。ギターの手入れをしているようだ。
布で、ギターを丁寧に拭いている。
彼の姿を目にしただけで、左胸の奥がきゅうっとつかまれたように痛む。
修二がふと視線を上げて、奈緒をとらえた。
その鋭さに、貫かれるような錯覚におちいった。
「おつかー」
くだけた口調で、短く言葉を交わしている。
そのカヲルの背中ごしに、修二を見つける。
部屋の片隅に、身を沈めるように、修二はいた。ギターの手入れをしているようだ。
布で、ギターを丁寧に拭いている。
彼の姿を目にしただけで、左胸の奥がきゅうっとつかまれたように痛む。
修二がふと視線を上げて、奈緒をとらえた。
その鋭さに、貫かれるような錯覚におちいった。