【完】クールな君に告白します
ーーー卒業式を目前とした12歳。
毎年、連続して起こる不可解な事故と事件。
ここまでくると保護者達も黙っているはずもなく、放課後の体育館では緊急保護者会が頻繁に開かれる日々。
“教師の責任問題だ”
“遊具の劣化を放置した結果ではないか”
“注意を呼びかける声が不十分だったせいだ”
……と。
当時のオレらの担任は、卒業式の練習どころではなく、集中的に批難の的だった。
「……え?それどういうこと?」
明日は我が身ーーーとても、他人事とは思えないとばかりに話すクラスメイトの一人が疑問を口にした。
「……いや、だからね?みんな、椎名くんと関わった子達ばかりが怪我したりしてるから……」
その場に居合わせた隼人と紅葉、そしてオレは、卒業アルバムに載せる写真を選んでいて。
そんなオレらにも、はっきりと、聞こえた。