【完】クールな君に告白します
「楓のせいって言いたいのか……!?」
「だ、だって。国崎くんだって、こんなこと起きてばかりで、オカシイと思わない?」
「……うるせぇ!楓は何もしてねぇよ!楓が悪いみたいに言うな……!」
勢いよく立ち上がった隼人に、数人の女子は怯えたように顔を強張らせた。
「ほ、本当にオレは何もしてない。信じてよ?ただ、一緒にいただけで……本当だよ?」
……だが。
最初に疑問を口にした女子は、怒りを露にした隼人と、信じてほしいと願ったオレに真っ向から反論した。
「私……っ、みんな、椎名くんのこと好きだって言ってたの知ってるもん!ミ……ミユちゃんは、本当に椎名くんのこと好きだったんだよ!」
“ミユ”……。
それはオレに二度、告白してきたソノダのことだ。
高鉄棒から落ちて腕を折ったソノダの友達だったんだろう……目に涙を溜めて、精一杯の恨みを籠めた瞳でオレを睨んだ。