【完】クールな君に告白します



先生はオレのこと信じてなんかないだろ?



「先生は、椎名くんのことを信じてるのよ?だから、今謝ったら許してもらえるかもしれないわ。大丈夫……先生と一緒なら怖くないでしょう?」



……嘘だ。

本当は先生だって怖いんだろう………?


どうして、自分の教え子であるオレの周りでこんな不吉なことばかり起きるのか、先生だって、怖かったんじゃないのか。



「………今も、体育館でみんなのお母さん達が待ってるのよ?」



先生は、理由が欲しかったんだ。

先生という立場を守るための理由が。



「……っ、オレは、なんにもしてない!」


「本当に?何かあったのなら、ちゃんと椎名くんの言葉で先生に教えて……?」



だったら先生、オレにも教えてくれよ。

どうやったら自分の言葉が届くのか。

どうやったらみんなに信じてもらえるか。


どんな言葉なら、オレを、信じてくれるのか……。



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