黒い心の片隅の、想いがあなたで消えた時



勝手にしていいって。

だから、やりたいようにさせてもらうよ。



「いや、そういうことじゃないだろ?よく話し合って」


「失礼します」


「おいっ!」



先生の言葉を途中に、私は教室を出た。


もう次の人が待っていた。



私は決めたんだから。


初めて、自分の居場所を見つけたと思った。




真っ直ぐな言葉をもらえたから。


嘘のない、本当の言葉を。




だから、私はそれだけを信じて進みたいんだ。




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