悲 恋

🔸🔸未菜


真美の部屋に泊まった翌日には、
ウィクリーマンションを借りた。
調度空きがあって・・
‥‥良かった。

その日の内に
秀悟とのマンションに荷物を
取りに行き部屋を出た。

片付けをして
明日は、必要なものだけ
買い物に出掛けようと思っていた。

次の日、ショッピングモールで
買い物していると
真美が、年配の女性と歩いていた。
「真美っ!」
「あっ、未菜!買い物?」
「そう、一昨日は、ありがとう。」
「いいんだよ。それより大丈夫?」
「うん、なんとか。」
と、答えると
「あっ、お母さん、
親友の奥山 未菜さんです。」
と、紹介されたから
「奥山と申します。」
と、ご挨拶すると
「ご丁寧に、加賀見です。
真美ちゃんのお友だちなんですね
これからも、よろしくお願いします。」
と、言われて

「あっ、はい、こちらこそ。」
えっ、今 加賀見と、言わなかった?
と、考えていると
「お母さん。
未菜は、お医者さんなんですよ。
秀悟さんと、同じ病院に
勤務してるんです。」
と、言った。

その、加賀見さんは、
「あら、秀悟とも
お知り合いなんですね。
秀悟にも、真美ちゃんと早く
式を挙げるように言ってるのですが
返事が重くて。
もうすぐ、父親になるのに
しっかりしてほしいわ。
あら、長くなってすみません。
真美ちゃん、どこかで
休みましょうか」
と、言った。
真美は、
「未菜も一緒する?」
と、言われたが
「えっ、いやっ、遠慮しとく」
と、言って離れた。

えっ、どういう事?
真美の彼氏も加賀見 秀悟?

同姓同名?
赤ちゃん?
父親?
と、考えていると

   ライン‥‥が・・
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