授かり婚~月満チテ、恋ニナル~
身体を繋げながら、何度もキスをした。
求めて、求められた。
時間の感覚も全く失い、吸い込まれるように眠りに落ちた時、私の身体は、確かに幸せに包まれていたはずだった。
だから……。
「私は全然気にしてませんから、来栖さんも、なにも気にしないでください」
一晩中愛された身体に気だるさを残したまま。
胸元を毛布で隠しながら、私は来栖さんにそう微笑んだ。
「……佐倉」
目を覚ました時、裸の私を見て明らか過ぎるくらいの動揺を見せた彼は、私の言葉を聞いてキュッと唇を噛んだ。
「……ごめん。俺……」
「お互いに酔ってただけです。だから……昨夜のことは、忘れましょう? ……私も、来栖さんにあんまり気にされたら、さすがにオフィスで顔を合わせるの、気まずいですから」
繰り返しそう続ける私に、来栖さんはまっすぐな瞳を向けた。
「……ね?」
私は必死に浮かべた微笑みを、小首を傾げながら彼に向ける。
「お願い……笑ってください」
もう一度、昨夜と同じことを彼に懇願した。
記憶の片隅に残してくれていた言葉だったのか、来栖さんはピクッと肩を震わせ……。
「……わかった。サンキュ」
最後はそう言って微笑んでくれて、私は心の底からホッと息をついた。
求めて、求められた。
時間の感覚も全く失い、吸い込まれるように眠りに落ちた時、私の身体は、確かに幸せに包まれていたはずだった。
だから……。
「私は全然気にしてませんから、来栖さんも、なにも気にしないでください」
一晩中愛された身体に気だるさを残したまま。
胸元を毛布で隠しながら、私は来栖さんにそう微笑んだ。
「……佐倉」
目を覚ました時、裸の私を見て明らか過ぎるくらいの動揺を見せた彼は、私の言葉を聞いてキュッと唇を噛んだ。
「……ごめん。俺……」
「お互いに酔ってただけです。だから……昨夜のことは、忘れましょう? ……私も、来栖さんにあんまり気にされたら、さすがにオフィスで顔を合わせるの、気まずいですから」
繰り返しそう続ける私に、来栖さんはまっすぐな瞳を向けた。
「……ね?」
私は必死に浮かべた微笑みを、小首を傾げながら彼に向ける。
「お願い……笑ってください」
もう一度、昨夜と同じことを彼に懇願した。
記憶の片隅に残してくれていた言葉だったのか、来栖さんはピクッと肩を震わせ……。
「……わかった。サンキュ」
最後はそう言って微笑んでくれて、私は心の底からホッと息をついた。


