クールな御曹司の甘いお仕置き
「え?そうなの?」

それは初耳。

優君を見上げて呑気に聞き返せば、彼に左の頬を摘ままれた。

「このバカ!少しは反省しろ!」

「うっ……痛いよ、優君」

顔をしかめて優君に抗議すれば、彼は私の頬から手を離し、呆れた口調で言った。

「どうせ高い教材とか化粧品買わされてお金に困ったんだろう?」

優君がギロッと私を睨みながら腕を組む。

私ってホント信用ない。

そりゃあ、無理矢理新聞購読させられたこともあるけど、今回は違う。

「……違うよ。お父さんが私の通帳持ってっちゃって……」

優君の眼光に怯みながらも、私は首を横に振りながら彼の言葉を否定した。

「おじさんが?また?」
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