クールな御曹司の甘いお仕置き
冷ややかな口調。

とりつく島もない。

優君は怖いけど……仕事を放り出すのはよくない。

「私……まだ勤務中だよ?それに、優君だって接待はいいの?」

私が優君の顔色を窺いながら遠慮がちに言うと、彼の綺麗なブランデー色の双眸が闇色に染まった。

「ごちゃごちゃ煩い。お前が着替えないなら、俺が着替えさせてもいいけど。どっちがいい?」

優君に壁にドンと手をつかれ、私は震え上がった。

普通、壁ドンの展開なら心がときめくはずだが、私と優君の場合は違う。

ただただ怖い!

声が氷のように冷たくて、周囲の空気もピリピリしてる。

静かな怒りって言うのだろうか?

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