クールな御曹司の甘いお仕置き
きっともう私の通帳の残高はゼロになってるはずだ。

「もう、お父さんの馬鹿……」

私は父を罵りながら頭を抱える。

まだ七月末だってのに、来月25日の給料日までどうやって生活すればいいの?

財布の中には五千円ちょっとしか入っていない。

あとはスマホの電子マネーが一万ちょっと。

定期だってそろそろ切れるし……。

これじゃあ生活なんて出来ないよ。

「ああ~、どうしよう‼」

途方に暮れていると、ドアのチャイムが鳴った。

夜の九時過ぎなのに誰だろう?

応対する気にもなれず居留守を使い様子を窺っていると、今度はドアをドンドン叩く音がして男の声が聞こえた。

「結城さん、期日はとっくに過ぎてるんですよ。早く返してくれませんかねえ?」
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