クールな御曹司の甘いお仕置き
……借金取り?

げげっ!

お父さん、私の住所書いてお金借りたの?

「おい、そこにいるんだろ!早く金返せ!」

男の罵声に驚いた私は、ビクッとなって縮こまった。

両耳を押さえても聞こえる男の声。

「期限はとっくに切れてんだよ!約束守れ!」

怖かった。

ドアはガンガン叩かれるし、ドアを壊されて男にどこかに連れていかれるんじゃないかって……ドアをじっと見据えたままブルブル震えていた。

その状態が三十分は続いただろうか。

借金取りがいなくなっても安心は出来ず、一睡も出来ぬまま朝を迎えた。

「……会社行かないと」

仕事は私の事情なんか待ってくれない。
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