クールな御曹司の甘いお仕置き
『……だって、優君の家の洗濯機ってドラム式だし、高いじゃない?今日会社のパソコン壊したみたいに洗濯機壊しちゃ悪いと思って……』

「お前ね……」

美緒の言い訳に目眩がした。

洗濯機の心配より、自分の身の心配しろよ。

「夜にフラフラ出歩くな。誰かに後つけられたらどうするんだ?洗濯機なんて壊れたっていいから、早く戻って来い」

『でも……今乾燥してて後一時間かかるんだけど』

「……迎えに行くから待ってろ」

『大丈夫だよ。周りも結構明るいし』

「お前の大丈夫は当てにならない」

美緒に詳しい場所を聞くと、俺は通話を終らせすぐに美緒の元に向かう。

コインランドリーは俺のマンションから徒歩で十五分ほどの場所にあった。

ガラス張りのコインランドリーには、美緒しかいない。
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