クールな御曹司の甘いお仕置き
パソコンの電源を落とすと、席が隣の佐々木さんに声をかけられた。

佐々木さんは私の一年先輩。

「ねえ、美緒ちゃん、明日合コンあるんだけど人数が足りなくてね。良かったら参加しない?」

はっきり言って明日の夜の予定なんてないが、合コンには興味がない。

私が好きなのは優君なのだから……。

「誘ってくれてありがとうございます。でも、私……合コンとかは苦手で」

私は失礼にならないように丁重に断る。

「そっかあ、残念」

「ごめんなさい」

私は佐々木さんに向かって手を合わせて謝った。

「また気が変わったら言ってね。美緒ちゃん人気あるから参加してくれるだけでも助かるんだ」
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