ずっと好きです。(完)
「玲ありがとう」


沙奈は俺にそう言った。


沙奈の方を見ると、泣いていた。


「玲の言葉すごく嬉しかった。
私、不安なの。
病気が悪化して、玲に嫌われることが…
すごく不安なの」


沙奈、そんなこと思ってたのか


「俺は沙奈から離れたりしない。
病気が悪化したとしても、俺は絶対に沙奈を見捨てない。
それは、断言できる。」


そう言うと、沙奈から抱きついてきた。


「ありがとう玲ッ」


俺は沙奈を抱きしめ返した。


沙奈。


俺はずっとお前のそばにいる。


だから、いつでも頼れよ。


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