ずっと好きです。(完)
「それでもすごいことだよ!
少しずつ、食べれるようになっていこうね?」


「うん!」


私は笑顔で頷いた。


でも、痩せちゃったなぁ〜


私は、ご飯が食べれなくなってから、水しか飲んでなかったから、すごく細くなった。


元の体に戻るのかな?


「沙奈ちゃん?どうしたの?」


「ううん。
なんでもない」


私はそう答えた。


春に心配かけたくないもん。


いつか、前の体に戻るよね。


私はそう信じた。


でも私は気づいてなかった。


玲がこっちをみて、心配そうな顔をしていたことに。



ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー


「じゃあ今日はもう帰るね?
沙奈ちゃん無理したらダメだからね」


春は門限があるから先に帰った。


「春、またきてね」


「行くに決まってる!
玲くん!沙奈ちゃんに手出したらダメだからね。」


春がいきなりそんなことを言った。


「はぁ!?
す、するわけねぇーだろ!」


玲の顔が真っ赤になっていた。


多分私の顔も真っ赤だ。


「じゃあね〜♪」


春はるんるんしながら帰って行った。


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