ずっと好きです。(完)
「ごめんな。
沙奈も、やりたかったんだよな。
俺、沙奈がまた体調崩すところを見たくなかったんだ。」


玲はそう言って謝ってきた。


そうだったんだ。


玲は私のこと心配してくれてたんだ。


なのに私、なんであんな言い方しちゃったんだろう。


「私の方ことごめん。
玲が心配してくれてたのわからなくて、怒っちゃった。」


「でも、さっきのは俺が悪いよ。
よし!片付けるか!」


「うん!」


玲ありがとう。


玲は優しいね。


春と玲は優しすぎるね。


私そんな二人にすごく救われた。


春と玲ありがとう。


ーーーーーーーーーー


ーーーーー


「沙奈ちゃん!退院おめでとう!
私すごく心配したんだからね!」


「えへへ。
ごめんね?心配かけて。」


今は、病室に人がいっぱいいる。


ママやパパ、学校の友達もいる。


そして、私の大好きな二人も。


「沙奈ちゃんは、退院の後、どっかの誰かさんと、デートだもんね?」


春はそう言って、茶化してきた。


「や、やめてよ!」


「えっ!なになに!
二人とも付き合ってるの?」


春の言葉を聞いて、クラスの友達が効いてきた。


「えっと。」


私が困ってると


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