真愛



「ねぇ、本当に明日私を皆の前で紹介するの?」

「当たり前だろ。早く俺のだって見せびらかしたいくらいだ」

きっと明日は私の命日ね。

恥ずかしすぎて死ねるもの。

「ドレスも本家に届くから、明日の昼には本家に向かう。そっから準備でeternityホテルに行ってパーティーだな」

クソめんどくさいけど。

なんて呟く尊。

自分の誕生会を面倒、だなんていう人初めて見たよ?

しかもその会場は国内で最も大きいとされている超高級ホテル。

一般人の私なんかが到底入れるような場所じゃない。

しかもそのホテルも尊が管理してるらしい。

ホテルの名前がeternityってところでもう想像つく。

尊の会社のブランドがついにホテル経営にまで進出した。

これで一気に人気はうなぎ登りらしい。

きっと取材とかも増えるんだろうなぁ。

超多忙なスケジュールでも、仕事を早く終わらせてストレスを私にぶつけない尊。

ほんとにすごいし、尊敬出来るな。

若いのにあんな大きな会社を設立して。

弱音吐かずに家に帰った時もいつも通りで。

疲れてて喋りたくもないだろうに。

尊曰く、奈々の顔見れば疲れなんて吹き飛ぶ…らしい。

私にそんな能力ないけどね?





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