失恋にも浸れない!〜私、王子様の彼女になったんですか!?〜
そして、入学式。

そんな女の子の事なんて
すっかり忘れてた俺は、


湊太のいるクラスに
遊びにいって、

あの笑顔の可愛い
まっすぐに人を見る、女の子と再会した。



血反吐吐いたんだ(笑)


そう内心笑いつつ、

特に触れずに見てれば、

……


……


説明会であった、可愛く笑う女の子は、



嘘臭い笑顔で、

嘘臭い喋り方で、



そして、
少しだけ可愛いく化粧をした顔で友達と話してた。



なんだ、それ?


でも
答えなんて、すぐ分かって、


あぁ、なるほどね。



好きな奴の為にイメチェンか。

イメチェンだけじゃなくて、
キャラまで作るとか……


ご苦労なこって。




しかも、その彼女は、
俺の事なんて、全く気付きもせず、

きっと会った事さえ、
忘れているような態度。



やっぱり、ここ受かっても、
馬鹿は馬鹿って事か……

物覚え悪すぎ。



まぁ、実るといいよな、

血反吐女。



心の中で毒づきながら、
そのまま教室を離れ、


俺は俺の高校生活を過ごす事にした。
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