距離0センチ





「紫乃先輩…」


「うん?」


「ボーとしてると、指まで食べちゃいますよ?」




ふざけた口調で、首をかしげる。




私はハッとなって、意識を戻す。



「変態」


「紫乃先輩限定です」


「…馬鹿」




そう言うと、立花君は嬉しそうに笑う。


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