隣の部屋と格差社会。



「はい、ここがゆり組さんよ。」


光代先生は、まだまだこれからだと言うのに、もう疲れ果てている私を見て笑いながら案内してくれた。


ここが、ゆり組。私が担当する教室。


「ゆり組さんはみんな元気いっぱいだから、負けないようにね。」

「はい!」


ーーーガラ。


おお。これは。


中には元気に遊びまわる子供たち。朝からなかなかの活気だ。

補助で見てくれていたパートの先生も、すでに疲れているご様子。


そんななか、


「はーい、みんな朝のあいさつするからおもちゃは一回片付けてー。」


美希先生がお腹から声を出し、みんなに呼びかけた。

すると、今まで各々に遊んでいたこども達は一旦手を止め、はーいと言ってお片づけを始める。

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