雨の日は君と。~先輩の香り~



そっか…

そっかぁ!


「李月君!
 私の初めての彼氏も李月君だよっ」


「知ってる」



え、知ってるの!?

…なんで?



「…じゃなきゃ近づいたくらいで
 顔赤くしないでしょ」


そう言って李月君は
私に顔を近づかせてきた

少しでも動いたらキスしそうなくらい。


途端に私の顔は熱を持つ


「ほら」


うぅ。

李月君の言うとおりになるのが悔しい




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