雨の日は君と。~先輩の香り~
雨の日は君と。

エピローグ




――――――…



「ありがとうございましたっ!」


朝ごはんもいただいて
本当によくしてもらった。


「また来てねっ、待ってるから」

李子さんが微笑む


仲良くなれてよかったな…


李子さんが私の耳元で囁く

「甘い時間は過ごせた?」


ボっと赤くなる顔

それを見て李子さんは何かを察したのか
「じゃあ作戦成功ね?」と笑っていた



「じゃあ、行くか」

李月君が私に言って歩き出す
ちゃんと家まで送ってくれるところが
李月君の優しさ。


「うんっ」




< 451 / 455 >

この作品をシェア

pagetop