雨の日は君と。~先輩の香り~



「…まだ降ってるね」

李月君がボソッと呟く


まだポツポツと降っている雨

前まではこんな日は憂鬱で仕方なかった


…でもね

「李月君がいてくれるからいい!」


寂しくなったら李月君が
隣にいてくれるから。


もう怖くないよ。

あっ、雷は怖いけど。


「そっか」

李月君は微笑んで
私の頭をポンポンとたたく



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