雨の日は君と。~先輩の香り~




「あ、李月君!」

「ん?」




「におい嗅いでもいいですか?」


久しぶりのこの言葉

きっと私が匂いフェチじゃなかったら
李月君とは出会ってなかったと思う



「いいよ」


私は李月君の胸に飛び込む

…やっぱりいいにおい


落ち着くの。

雨の日の憂鬱さも忘れてしまうの





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