雨の日は君と。~先輩の香り~


すると櫻井先輩はため息をついて

「ほら早く」

そう言って私の手を掴み歩き始めた

「え、櫻井先輩!
 柊木先輩はいいんですか?」

柊木先輩は置いてっていいのかな?

そう思い、櫻井先輩に聞くと

「………」

…無視された

後ろの柊木先輩を見るといつも通りに
ニコニコして手を振っていた
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