カミレンジャー! その4
「ぅむ…確かにな…喪中に赤や黄色や、ピンクはないな…。」

 そのレッドの言葉に青山の背中にいやな汗が流れる。

 念のため言っておくよ、本当に念のため言っておくよ…。

「一応…青もないですよ…。」

「いや、青はアリだな?」

「ギリギリセーフじゃないですか?」

「赤や、黄色やピンクに比べれば、マシじゃないかしら?」

 おぉう、四面楚歌!

 こうなったら、唯一の…。

「恵…。」

 助けて…。

「茂…あんた、ピンクの運転のこと分かってて…私を向こうに乗せたでしょう?」

 おぉぉぉ…なんか見える…。

 恵みの背中から、決して見たくないものが見える!

 だいたい、よく考えたら黒は青以上に、アリな色なのだ。

 彼女が、道連れを好まないはずがない…。

「ということで、よろしく頼む。二人とも。」

 結局、茂は恵と二人で白井さんの家に行くことになったのであった。

 いや~~~~~~~~~!!

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