カミレンジャー! その4
「「合体完了!カミレンスーパーロボ!」」

 二重に重なる声。

 そこに立ちはだかるは、巨大ロボ。

 その名はカミレンスーパーロボ!

 安直とか・・・思ってはいけない・・・。

 それと・・・。

『パンチだキックだカミレディ・・・だけど・・・涙が出ちゃう。』

 ・・・カミレディのBGMはそのままなんだ・・・。

「カ・・・カミレンスーパロボだと!?」

 律儀に驚いてくれるジャングルジム。

 あぁ・・・なんか本当に良い人(?????)だな。

「そうよ、私たちが現れた以上、もう容赦しないわ。観念しなさい!ジャングルジム!」

 ピンク・・・その単語、禁止・・・。

「おのれぇ~・・・まさか、私がパワーアップ回の、使い捨てキャラだとは思ってなかったわ。普通、そういうのは単体ロボでは歯が立たないぐらい強力な敵とか、そういう前フリがあると思ったのに、省略なのね・・・。」

 ジャングルジムさん詳しいッスね・・・。

「作者の都合よ!!」

 だから、ピンク・・・。

「それで・・・どうするんですか?これ、どっちが操縦するんですか?」

 青山が声を上げる。

 一応、彼らの位置関係を表すなら、ピンクとブルーは隣り合わせに座っている。

 車と運転席と助手席のような関係だ。

 もっとも、コックピットの中は、車の運転席とは似て似つかないものだったが・・・。

「あぁ・・・別に・・・。カミレンスーパーロボはリモコン操作だから、私たちは動かさないわよ。」

 え?

「だったら、何で俺たち乗ってるんですか?」

「さぁ?」

 『さぁ』じゃねぇええええ!!!

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