俺の手が届く範囲にいろ。
「……実月にも試してあげようか?」
「……へ?…きゃっ…」
__そんな言葉と同時に
わたしの視界が反転した。
「っ…京ちゃん…?」
……わたしはいつの間にか、
ベットに押し倒されていて…
目の前には、
口角を上げた京ちゃんがいる。
そして、京ちゃんの手は……
不意に首元の洋服に触れた。
「っ……」
__プチッ…プチッ……
京ちゃんの長い指が
シャツのボタンを器用に外していく。
「きょ、きょ、京ちゃん…!?
な、なにしてっ…」
「実月にも、付けてあげようと思って。
……キスマーク」