大好きです、不良さん
「入るよ」
拓真が私の右肩に手を回し別荘の中に案内する
日向虎太も欠伸をしながら入る
中に入ったとたん男、男、男
男しかいない
「雪乃ごめんね~
ここ、柄の悪いごろつきの溜まり場みたいなもんだから」
拓真はそう言うが男共の視線が刺さる
階段の方にさしかかると1人のゴツい男が立ちはだかる
「大野さん、その女誰ですか」
大野さんといかにも慕われてそうな呼び方をするゴツい男通称ゴツ男