君に溺れた
次の日。

「じゃあ12時にレストランに行くよ。」

「はい。先に行って待ってます。」

「あぁ。行ってくる。ちゅっ。」

大地さん、さよなら。

「・・・。」

「ふっ。そんなに見つめられると仕事にいけないよ。」

「・・・ごめんなさい。」

「いいよ。今夜はそのままホテルに泊まろう。」

「・・・っ。はい。」

「いってきます。」

大地さん、さよなら。

いつか、また再会できたら、今度こそ逃げません。

堂々とあなたに思いを伝えます。

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