それでも君が好きだった




地下鉄を乗り継いで、




平日の大須観音通りを歩くのは新鮮だった。







ナンダカスゴク

ワルイコ ミタイ。







頭がクラクラした。







制服の上から規定外のベージュのカーディガンを羽織って、




スカートの丈も折り返していつもより短く。






そんでちょっとツンツンして歩く。







大袈裟だけど、




独りで生きていけるって錯覚に陥る。














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