チャット恋愛注意報!!(新)
残された私は一人、小さく息を吐いたあとに空へと視線を移した。
さっきよりもだいぶ空が暗くなってきた。
夏は昼の時間が長いと言っても、一旦暗くなり始めると、あとはもう早い。
あっという間に夜になる。
「……あと20分、かぁ……」
10分前には駅に入って、切符を買って、改札を抜けて……と色々なことを考えていた時、私の座っていたベンチの隣に誰かが腰かけた。
……普通なら、他人が居る場所にわざわざ座るなんてことはない。
少なくとも、私はそう……。
だから隣に誰かが座った時、私はただただ驚いた。
そして……その人が私に声をかけてきたから、もっともっと驚いた。
「いいねぇ、俺もサクラとユージみたいな青春時代を送りたかったよ」
「……えっ!?」
──ド派手なシャツに、麦わら帽子。
今ではすっかり見慣れた格好のその人は、私を見てニヤリと笑って見せた。