チャット恋愛注意報!!(新)
「フ、フジヤマ……!?」
「はいはい、イケメンの俺ですよー。 5メートルほど離れたところでこっそり観察してましたよー」
「なっ……!? ちょっ、え、待って待って……なんでフジヤマがここに居るのっ……!?」
「そりゃあお前、レンタカーは借りたら返すもんだろう?」
「た、確かにそうだけど……でも千歳さんは? もっと話さなくてよかったの……?」
「お前らが帰った10分後くらいに俺も帰ったよ。 だってさぁ、面会時間がそんくらいまでだったんだもん。 全然話し足りたいっつーの」
……そっか。
病院って、好きな時に入院患者と面会出来るわけじゃないもんね……。
でもまさか、ここでフジヤマと会うなんて……。
「……もしかして、私たちを尾行してたの?」
「んなわけあるか。 まぁでも、ここで別れるんだろうなーって予想はしてたから、1時間くらいは張ってたよ」
「えぇー……じゃあユージが居る時に声かけてくれたらよかったのに……」
「プレゼント交換の邪魔しちゃ悪いじゃん。 俺って気が利くっしょ?」
そう言って けらけらと笑ったフジヤマは、グーッと背伸びしてから私を見た。