風姫

「………美羽起きてくれ。なんでなんでなん だ。」

男は先ほど命の尽きた娘を片手に抱きもう片 方の腕には息子を抱いていた。

男の周りには様々な色の風が舞っており男の 子供たちの死を慈しんでる。

「美羽…せめてお前だけでも救ってみせる。」

男は娘を強く抱きまるで自らの命を捧げるよ うにして力を注ぐ。

娘の体は白く光り、そして再び呼吸を始め る。

「美羽…羽入が居なくてもお前には必ず一緒に いてくれる人が現れる……だからそれまで耐え ていてくれ…こんな父親で済まない。」

ー父様…?

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