闇に咲く華


そもそも、この男たちになにかを否定してまで、私を理解してもらう必要などないんだし。


変に関わりたくないってだけ。


白玖から視線を外し、サッサと歩き出しても大牙はまだ話しかけて来る。


「でも、姫乃ちゃん完全にぼっちでもねえよな。今日、小池と一緒にいたしな」


「あれは、移動教室の場所教えてもらっただけで……」


「つーか、小池って、マジでないよな。なんだあのボール乗っけたみてえな頭。男ウケは最悪だってのに気付いてねえ時点で、小池は終わってるな」


それってお団子ヘアのことをいっているのだろうか。


「そうかな。私は可愛いと思うけど」


「いやいやいや、ねえよ。だから長げえ髪は嫌なんだよ。女って髪長いと、爆発したみてえに巻いてみたり、ボールにしたりで、ロクなことしねえだろ?」


それをロクなことじゃないと思っているのは、大牙の勝手な好みの話しであって。


「だから俺は短い方がいいんだよ」


そんなことを私に言われても、どうでもいい話しなので返しようがなく。


いったいどこまで一緒なのかとうんざりしていると、自宅のあるマンションが見えて来た。


これで解放されるとホッとしていると、なぜかどこまでも付いてくる男たち。

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