身代わり・・だけ・・

…幹久、由布子、杏奈


幹久、由布子、杏奈は······

「すまないことをした
と、思っている。
私は、自分の仕事ばかりで。」と、幹久。

「私は、栞奈が綺麗なのは
知っていたの
だから、羨ましかった
でも、ママが私だけを
可愛がってくれるのが嬉かったし
栞奈が、臣君を小さい時から
好きなのを知っていたから
臣君を好きじゃないのに
栞奈に見せつけるために
付き合ったりした。」
と、杏奈。

「私は・・私は・・
栞奈を邪険にしたつもりは
なかった。
家好きで、一人が好きなんだと
勝手に思っていた。」
と、由布子は言った。

臣は、杏奈の告白に驚いていた

栞奈が、俺をずっと好きだった?
杏奈は、栞奈をからかう為に
俺と付き合った?

栞奈は、どんな気持ちで
俺に抱かれていたんだろう・・・・

「俺は・・・俺は‥‥‥
すまなかった・・・」
と、臣は言葉を無くし頭を下げた。

ラルフは、四人が話してる間も
栞奈を抱き締めて
髪をさわったり
顔にキスをしたりしていた。

時に、隣で美都の膝で寝てる綾都の
頭を撫でたり

その顔は、愛しいものをみる目
だった。

ラルフが、何度かキスを
落とすと
「ん?‥‥ラ・・ルフっ‥‥?」
目は、開いてないが
「そうだよ、愛してるカンナ。」
と、キスをすると
「うふっ、くすぐったいよ。ラルフ」
と、言いながら
目を開けて、ラルフを見ると
手を差し出した。

ラルフが近づくと
ラルフの首にカンナは、
腕を回した。
二人は、抱き合う形になった。

お互いを信頼しあってるように
とても、愛しあってるように
見えた。
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