健診診断と恋と嘘
「毎日会ってて、お泊まりなんですよね? それで我慢してくれてるって、すごいですね。やっぱりいいなぁ、年上のかっこいい彼氏」
かえちゃんのあの彼は待て、とか出来なそうだもんね。ぐいぐいきそうだ。
「でも、好きになっちゃったんだから仕方ないですね。理想の人より平根が良かったから。理想と現実って違うんですよね、ないものねだりです」
そうか、かえちゃんは理想の人に近かった企画課の主任さんのことを振って彼を選んだんだもんね。
私はこういう人がいい、みたいな理想はなかったけど。こんな風に人を好きになるなんて思ってなかった。
苦笑いしているかえちゃんに高倉さんと結城さんはクスクスと笑っている。
「分かってるじゃない、かえちゃん。二人はさ、もしプロポーズされるならどんなシチュエーションがいいの? 理想とかある?」
えー、理想かあ。そんなこと考えたことなかったけど、かえちゃんは理想があるみたいで有名なテーマパークの中でって言ってる。