健診診断と恋と嘘

「健康相談にのってよ。受診者の健康を守るのも健診センターの職員さんのお仕事でしょ?」


そう言って小塚さんは立ち上がる。


うわ、この人背も高いんだ。スタイルもいいし、ますます非の打ち所がない人だな。


「今日、一日うちで健診でしょ? 昼休みに連絡ちょうだい。連絡こなかったら……俺も暇ではないんだけどね、午後また来るから」


え、それって若干脅しですよね。


見下ろされてすごい不敵な笑みで見られて、すごく怖いんですけど。


「今日、携帯家に忘れて……」


そう言ってごまかそうとするけど小塚さんはククッと低い声を漏らして笑いながら私の白衣のポケットを綺麗な長い指で指差す。


「朔ちゃん、めちゃくちゃ嘘下手だね。ポケットから携帯見えてるよ。じゃあ、連絡待ってるね」


私を横目で見てニヤッと色っぽく笑った小塚さんが保健室を出て行く。


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