あたしの1番大切な人


――ふーん、
そういうこと。


まあ気にしないけど。


あんな風に言ってもらえるなんて嬉しいな…。


とりあえず入ろっ!


――ガチャ


「お待たせ~」


「「「おっそーい!」」」


――は?


「杏奈、この人達のは気にするなよ」


「えーっ!!なんで?気になるんですけど!!あ…、真琴、おはよ。来るの早かったね」


「いいからいいから。……はよ」


「てかもう行くわけ?まだまだ時間あるけど…」


「落ち着いてるかを確認するために、杏奈の顔見に来ただけだよ。まあ普通に落ち着いてるみたいだけどな」


「…だって、まだ始まってもいないのに緊張とかしてたらバカみたいじゃん。始まってからならわかるけど」


「そっか」


「うん、てかまだ真琴ここに滞在してるんでしょ?あたし部屋戻るから、行くときになったら呼んで?」


「――はいはい」


「したらあとで…」



部屋に戻ったあたしは、問題の確認をした。



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