それはとっくに恋だった
付き合い始めてわかったことは、颯太はすごく甘い人だということだ。



仕事が終わると、曜日にかかわらず私の家にやってくる。


そして、翌朝当然のように私の家から出勤するのだ。



でも、どんなに颯太がそばにいても私の不安が消えることはなかった。



告白されたあの日、梨央への想いを尋ねることができなかった私は、颯太がどんな気持ちで私と付き合っているのかわからなかった。


颯太は一度が好きだと言ってくれたことはない。


そして私は、颯太の心がわからないまま妊娠してしまった。
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