それはとっくに恋だった
「話があるの・・・」


そう切り出したのは、食事を終えて一服しているときだった。



緊張で、ご飯は味がしなかったし、ずっと自分の心臓の音が煩くて、颯太の話もろくに聞けてなかった。



「どうした?何かあった?」


「え?何で?」


そう聞かれて、思わず聞き返してしまった。

動揺を隠せない私に、颯太は苦笑しながら言った。




「何年友達だったと思ってるんだよ。いくら付き合って3ヶ月しかたってなくったって、お前の様子が変だったことくらいわかるよ。」


「・・・あのね、私ね。」



「ん?」


「妊娠したの。」



颯太の息を飲む音がやけに耳に響いた。
< 3 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop