それはとっくに恋だった
「どうしよう・・・」


私の頭に真っ先によぎったのは『流産』という言葉だった。


人生で初めて怖くて足が震えた。



先週無理をして不動産屋を回ったのがいけなかったのかも知れない。


しんどかったのに、しんどいって言えなかったから。



私はバカだ・・・颯太との関係ばかり気にして、無理をしてしまった。




もしかしたら、もうダメなのかもしれない。



涙があふれて止まらなかった。




すがる思いで病院に電話をかけた。



すると、受付時間は過ぎているが、まだ診察は終わってないとのことで、すぐに来るように言われた。



私は、タクシーで病院に向かった。
< 30 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop