それはとっくに恋だった
「マジだよ。俺らの子と同じ学年になる予定。」


「何か月なんだろ?」


「さぁ、そこまで詳しくは聞かなかったけど。

 結婚式の後にわかったって言ってたから、うちとそんなに変わらないんじゃない。」



「そっか・・・梨央、お母さんになるんだね。」


思わず笑みがこぼれた。


梨央は子どもが大好きだ。


達也君との結婚を期にやめてしまったけど、それまでは幼稚園の先生をしていた。



喜ぶ梨央を想像しながら、ふと不安が頭をよぎる。



どうして言ってくれなかったんだろう。



自分も妊娠しているのを言っていないの棚に上げてそんなことを思った。




「梨央、体調がよくなかったらしい。」


「え?大丈夫なの??」


「あぁ、でも、念のため実家に帰ってたって。」


「そうなんだ・・・・」
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